野田内閣

野田内閣の閣僚が決まりました。枡添氏が名付けた「党内向けの気遣い内閣」という表現がピッタリの、各派閥にまんべなく役職を振り分けただけの組閣となりました。財務大臣はガソリンプール安住氏、外務大臣が玄葉氏という、財務・外務のど素人に重要なポストが与えられました。ほかに法務大臣には死刑制度反対の平岡氏(この人はTV番組で堂々と殺人の加害者を庇い、遺族を非難したクズ)、公務員制度改革担当にやったふりパフォーマンスの村田蓮舫氏という信じられない人員配置でした。

財務大臣の安住氏は金融に関して完全な素人のため、おそらく財務官僚のいいなりになるか、民主党得意の政治主導で上手に出て財務官僚にソッポを向かれなにも出来なくなりそうです。介入に関しても、安住氏と玄葉氏には「自民党の谷垣氏がやったような各国に対する執拗な根回し」など出来るはずもなく、協調介入など期待できません。当然ですが「病的なインフレ恐怖症」の日銀総裁(この人はやらないことの言い訳はほんとうにスゴイ)に国債の日銀引き受けなど交渉できるはずのありません。

今後の予想ですが、おそらく9月中に決算対策の単独介入を行い、欧米より非難を受けて介入はそれで終了し、あとは市場のなすがままになりそうです。買い支えの覆面介入はあるかもしれません。いろいろなパターンの「注視する」をいやになるぐらい聞かされそうです。

近所でも円高の影響で解雇される人が出てきました。これからどれだけ雇用が失われるのか先行きが恐ろしいです。