2011年9月6日17時頃スイス国立銀行(中央銀行、SNB)がフラン売りユーロ買い介入を行いました。スイスフランは日本円と同様に避難通貨として、ここ数年独歩高になっていました。同時に出された声明を見ると、SNBは我慢の限界を超えたのだと思います。絶対にやり通すという強い意志を感じます。
<スイス国立銀行の声明>
「無制限に外貨を購入する容易がある」
「景気見通しやデフレリスクにより必要であれば一段の措置を講じる用意がある」
「為替ターゲットを最大限の決意で守る」
「現在のスイスフランの過大評価はリスクをもたらす」
SNBは「EUR/CHFの水準を最低1.20に設定する」と宣言したため、継続的にユーロ買いの為替介入を行うようです。おそらく輪転機を廻してフランを発行してユーロを買うつもりなのでしょう。中国が継続的に行っている元を発行して米ドルを買うのと同じ方法になります。