本日の衆議院本会議で消費税の増税が決定しました。これで2014年4月に8%、2015年10月に10%に消費税が引き上げられます。景気が回復していれば上げるという条件が付いていますが、時期がくれば「以前に比べれば景気は回復している」とかなんとか屁理屈をつけて、増税するに決まっています。
現在のデフレ&景気低迷期に増税をするなど正気の沙汰ではありません。2014年に入れば、増税前の駆け込み消費で一時的に消費は増えますが、以後の消費は冷え込む一方でしょう。おそらく税収は増えずに、増税分を価格に転嫁できない中小企業の倒産が増えるだけです。野豚首相は「消費税を上げて日本を破壊した張本人」として悪い意味で歴史に名を残すでしょう。
今回の採決では民主党から57人の造反者が出ました。もし民主党を離党し、新党を結成するのであれば、内閣不信任案の可決が可能になります。小沢派が消費税増税に反対したのは選挙を有利にしたいためなので、なるべく早く選挙を行えば消費税増税に反対したことを選挙に利用できます。結構早く総選挙が実現するかもしれません。
2〜3ヶ月以内に選挙が行われた場合、各政党の勢力は以下のような感じでしょうか。
・民主党は議席大幅減で、野党第一党にもなれないでしょう。おそらく前回衆院選で当選した1年生議員は全滅で、結構有名どころの落選がありそうです。個人的には「管」「鳩山」「仙石」「レンホウ」「山岡」「岡崎トミコ」は最低でも落選してほしい。
・自民党は消費税増税賛成でミソをつけたので、少し増えるぐらいでしょう。
・維新の会は大躍進で、前回衆院選で民主党に投票した浮動票はほとんど維新の会に流れそうです。
・みんなの党も大幅増で、民主党に裏切られた層の票を維新の会と分け合いそうです。
・他の党は現状維持だと思いますが、国民新党は無くなるかもしれません。