衆院選

昨日衆院選が行われ自民党が圧勝しました。主な政党の獲得議員数は以下のとおりです。

  <公示前> <今回議席(比例)><比例得票率> 
自民 118 → 294(57)   27.62%
民主 231 →  57(30)   16.00%
維新  11 →  54(40)   20.38%
公明  21 →  31(22)
みんな  8 →  18(14)    8.72%
未来  61 →   9(7)     5.69%

 小選挙区自民党の圧勝でしたが、比例は維新が票をのばし第3党の地位を確保しました。維新の小選挙区は地盤の近畿地区では勝てましたが、他の地域はさっぱりでした。対して比例では民主党を上回る40議席を確保しています。
小選挙区では自民党に投票したが、比例は自民党以外に投票した人が相当数いたようです。
安倍総裁や石破幹事長が「自民党が勝ったのではなく民主党が酷すぎたから自民党に票が集まった」と答えていたのもこういうのが原因だと思われます。

民主党の主要な議員の当落は以下のとおりです。

野田'豚'首相          小選挙区当選
'ガソリンプール'安住幹事長代行 小選挙区当選
玄葉外務大臣          小選挙区当選
'口蹄疫'赤松元農水大臣     小選挙区落選 比例で復活当選
'風見鶏'原口元総務相      小選挙区落選 比例で復活当選
'バ'管前首相          小選挙区落選 比例で復活当選
'中国さまさま'仙石元官房長官  落選
'マルチ'山岡(民主→未来)    落選
田中眞紀子文部科学相      落選
藤村官房長官          落選

 仙石と山岡が落選したのは非常にうれしいのですが、管・原口・赤松が小選挙区で落選しながら比例で復活当選したのが残念です。これだけだまされても比例で民主党に入れる人がいるのがふしぎです。前回民主党に投票した間違いを認めたくないので今回も投票したのでしょうか。

 3年前の選挙で当選した一年生議員がほとんどの「国民の生活が第一'本当は自分たちの生活が第一'」は未来で選挙を戦いましたがほとんど落選しました。もともと3年前の民主党大勝時に間違って議員になってしまった連中なので落選するのが当然です。

 維新については橋下代表に対する期待で比例票があつまったのでしょうが、そのせいで民主党から逃げ出して維新で選挙を戦った連中が小選挙区で落選しながら比例で復活当選を果たしていたのが残念です。できれば「立ち上がれ日本」の議員と維新から新人として当選した人だけなら、「立ち上がれ日本」の議員が維新を乗っ取れたかもしれません。
 維新は初めての国政選挙にしては大健闘でしたが、自民と公明で過半数を占めてしまったため、橋下代表が狙っていたであろう政策への影響力はほとんどなくなりました。憲法改正など公明党が拒否するであろう政策などには影響力を行使できるかもしれません。

 とりあえずこれで「暗黒の三年間」は終了しました。この期間にどれだけの企業が日本を捨てて海外に出て行ったことでしょう。そのせいで国内の雇用は失われリストラのニュースばかり目につきました。経済面ばかりでなく中国の侵略や韓国の挑発にくわえ、米国との信頼関係も失われるなど外交はボロボロです。
 安倍総裁は麻生元首相を副首相に任命し、さらに財務相か外相を兼任させる考えのようです。できれば外務大臣に専念させてほしいものです。副首相はいくらでもかわりはいるし、財務大臣なら谷垣元総裁のほうが適任でしょう。日本が復活できるような組閣を期待したいものです。