NETGEAR ReadyNAS NV+v2(RND4000-200AJS)

前から欲しかったNASNTT-Xで安売りしていたので購入しました。
NETGEARのReadyNAS NV+v2(RND4000-200AJS)という製品で、HDDを4ドライブ格納できLANは1000Gbで接続されます。
電源が90WのACアダプタなので筐体内に電源が無く、4ドライブ格納のNASにしてはコンパクトです。
RAIDレベルはJBOD(RAIDなし)、RAID0(ストライピング)、RAID1(ミラーリング)、RAID5と製品独自のX-RAID2に対応しており個人ユースには十分です。
USB3.0が2個、USB2.0が1個付いており外付けHDDを接続することもできます。
さらにパソコン周辺機器にしてはめずらしく保障期間が3年間と長いです。
通常は22,000円〜35,000円ぐらいで売られているのですが、NTT-X会員価格で税込・送料込でたったの16,980円だったので2台購入しました。

1台目のNASには新品のシーゲートST3000DM001 3TBを4台格納したので12TBの容量になります。
HDDは格納は簡単で前面の蓋を開けてHDDケースを取り出し、ネジを4箇所止めてHDDを固定し再度HDDケースに戻すのを4回繰り返すだけです。

HDDの格納に比べNASの初期設定はかなり分かり難いです。マニュアルが設定手順の順番に並んでいないためアチコチを見なければなりません。
基本がDHCPサーバ配下のLANで使用するのを想定しているようでマニュアルもその前提で記述されています。
もちろん静的固定IPでも使えると書いてあるのですが、これが........

我が家のLANはDHCPサーバ機能を使わずに静的固定IPを使用しています。
もともとIT業界で仕事をしていた関係でDBサーバ、WEBサーバやネットワークレーザプリンタが有り、固定IPでないと都合が悪かったのです。

固定IPでアクセスする場合、NASは「192.168.168.168/255.255.255.0」のIPアドレスを持っているので、PCを「192.168.168.167/255.255.255.0」に設定しクロスケーブルで直接NASと接続しました。
問題なくNASの管理画面に入れて初期設定を行っていたのですが、時間がかかるため放置しておいたらRAIDを勝手にX-RAID2に設定して進んでいました。
デフォルトがX-RAID2なので設定できるタイミングになったら10分の猶予時間内に設定しないと自動でX-RAID2になってしまうようでした。
JBODで使用するつもりだったので、変換方法をマニュアルで探してみると工場出荷状態に初期化しないとJBODには出来ないようでした。
工場出荷状態に戻したあと今度は監視しながら設定画面が出るのを待ちJBODに設定しました。
※RAIDar画面はリフレッシュの頻度が多くないので、NASLCDで時間のカウントが出たら再検索を押したほうがよいです。

次にNASに固定IPを設定しようとしたのですが、マニュアル通りに設定してもデフォルトの「192.168.168.168」に戻ってしまいます。
何度か再起動しなおして設定したのですが、どうやってもデフォルトに戻ってしまいます。
いいかげんイヤになってきて、あっさり静的固定IPを諦めDHCPサーバ機能を使用することにしました。
これが仕事だったらメーカに連絡してでも解決しないといけないのですが、個人ユースなので楽なほうに流されることにしました。
FX専業になってからサーバは電源を入れたこともないし、レーザープリンタも半年に1回使うかぐらいなので問題ありません。

DHCPサーバ配下ではNASはあっさりIPアドレスを取得していやがります。ちよっとムカツク。
あとはNASにユーザを作り、共有フォルダへのアクセス権限を設定して終了です。

※2013.03.12追記
静的固定IP環境が急遽必要になったのでためしに変更してみたらうまくいきました。
DHCPサーバ配下でNASに接続して、固定IPのIPアドレスに変更(画面上のIPアドレスは変わっていない)して電源OFF
②ルータを静的固定IPに変更して再起動
③PCを静的固定IPに変更
NASを再起動したら固定IPのIPアドレスに変更されていました
初期設定の時にはDHCPサーバ配下からの変更はやっていませんでしたが、それが原因とは思えません。デフォルトIPからの変更および再起動は何度もやったのですが変更されませんでした。
原因はわからないけど元の静的固定IP環境になったのでよしとします。
ついでにNTT-XReadyNAS NV+v2が13,980円で売られています。私が購入した価格より3000円も値下がりしています。わずか10日たらずでこれはヒドイ。

2台目のNASにはいろいろなPCからかき集めた使用済みのHDD 3TBを4台格納したのでこちらも12TBの容量になります。
ちなみにデータが入ったHDDを格納してもNASで初期化しないと利用できません。
念のためPC上で4台ともVolumeを開放しておきましたが、NASに格納して起動すると
「ルートのRAIDファイルシステムが壊れています なんたらかんたら」というメッセージが出て電源ボタンで電源をOFFすることもできません。
初期不良かなと思いマニュアルを見たのですが、該当の記述がありませんでした。
とりあえず電源ケーブルを抜いて電源を落とし、リセットを押しながら電源を入れBootMenuから工場出荷状態に戻してみたらうまくいきました。
どうも新品以外のHDDを入れたときのメッセージのようですが、壊れていると勘違いするので文言をわかりやすくしてもらいたいものです。

NASの消費電力は3TB HDD4台搭載でアイドル時で36W、ディスクアクセス時で39W前後、いままでみた一番高い値が41Wでした。
カタログ値は1TB HDD4台搭載でアイドル時で41.1W、最大で48.4Wになっており、HDDがより省電力化されたのでカタログ値より優秀なのでしょう。

※2013.03.12追記
少し前の3月なのに5月並の暖かさの日にNASを機動していたら消費電力が44Wぐらいまで上昇していました。ファンが頑張ると消費電力が増えるようです。

ファイル構成についてですが、最初はRAID1(ミラーリング)を使おうと考えていました。
ですがせっかくNASを2台購入したので2台に同じ内容を保存することにしました。
ファイルの保存庫として利用するのでファイルの更新は行わず、追加オンリーの運用になります。
手動でのミラーリングなので2度手間ですが、そのかわりにRAID運用時のDISK障害リカバリーミスによるデータ消失や、RAIDハードウェアの故障でもデータ消失を防げます。
原始的ですがもっとも確実な方法だと思っています。

PCからNASへのデータの移動には数日かかると思うのでボチボチやります。


<2台のReadyNAS NV+v2>

電源ケーブルが3種類付属>

<90WのACアダプタ>

<HDDの格納>

<消費電力>

<性能:ReadyNAS NV+v2>