第二種電気工事士の取得

第二種電気工事士の筆記試験&実技試験に合格しました。

筆記試験は6月2日に行われ50問の問題が出題されました。
1問2点の60点が合格点なので、30問の正解でOKです。
難易度はそれほど高くありません。事前勉強無しの一発勝負では無理ですが2〜3日の勉強で受かります。
私は16時間の勉強時間で合格できました。

勉強方法は解説本にさらっと目を通して(覚えたわけではない)から過去10年の出題問題を解いていきました。
1年分の問題をやったら正誤を確認して、誤ったところを解説本で確認し次の年の問題をやるという繰り返しです。
これを10年分の問題で繰り返しました。
最後に間違えたところだけを10年分行い、理解できているか確認しました。

ちなみに計算問題は公式を覚えるのが面倒だったので完全に捨てました。どうせ4〜5問しかでません。
さらに勉強時間を節約したいなら複線図を捨てれば3〜5時間の短縮になります。複線図の問題は2問しかでません。
個人的には試験勉強の中では複線図を書くのが一番面白かったです。

試験当日は1時間以上前に試験会場についたので簡単そうな計算問題の公式を覚えました。
結果は50問中の43問正解の86点でした。
間違っていたのが計算問題5問(これは適当にマークシートした)と、ちゃんと解答した2問です。
合格点数は試験問題を持って帰れるので自己採点できます。

7月1日に筆記試験の合格通知と技能試験の受験票が届きました。

技能試験は7月27日に行われました。
事前に13問の回路図が示され試験当日に13問のうちのどれかが出題されます。
回路図から複線図を描き、実物の配線・コンセントなどを使って実際に物を作ります。
実技試験の作業そのものは難しくないのですが作業時間が40分しかありません。

実技試験の練習方法ですが13問の実技試験用のキットを購入し時間を計りながら練習しました。
最初は10分オーバーぐらいから始まり、4問目くらいから25分〜30分で安定して出来るようになりました。
試験場では作業場所が狭い&緊張するので10分の余裕が必要です。
だいたいの時間配分は問題確認&複線図で7分、実際の作業が23分前後、余った10分で見直しです。
1問に付き材料の準備と作成・分解(配線以外は使いまわし)で1時間ぐらいかかるので、実技の練習時間は約13時間でした。

実技試験当日は切断する配線を間違えてしまい指定寸法ギリギリの箇所が1箇所できてしまいました。
それ以外は順調で15分くらい時間が余りました。
指定寸法の箇所が心配だったので試験後に採点基準を確認すると、寸法は50%以上短くなければ減点しないとあったので安心しました。

実技で一番間違えやすいのは複数の線をまとめて絞めるリングスリープの大きさと圧着するときのマークです。
後は配線を剥くときに銅線にキズを付けないことぐらいで、それ以外はそれほど注意する箇所はありません。
練習しておけばおそらく受かると思います。

実技試験の合否は9月6日からweb上で実技試験の受験番号を入力すると合格しているかわかります。
格通知は後日郵送されてきます。
やっぱり合否の確認時はドキドキします。合格しているとはわかっているのですが、万が一ということもあります。

電気工事士の試験はかなり費用がかかります。
私のように仕事では必要ではなく趣味で取得しようという人間には費用のほうがネックになりそうです。

かかった費用は以下のとおりです。

<受験料>
・受験料 9,600円

<参考書&工具&練習用部材>
・筆記参考書:ぜんぶ絵で見て覚える第2種電気工事士筆記試験すいっと合格2013年版 1,995円
・筆記参考書:2013年版 第二種電気工事士筆記試験標準解答集 1,260円
・技能参考書:2013年版 第二種電気工事士技能試験 公表問題の合格解答 1,260円
・技能試験用工具:HOZAN電気工事士技能試験工具セット 10,398円
・技能試験練習用部材:第二種技能検定材料キット 13,440円

<免許申請>
第二種電気工事士 免状交付手数料 5,200円
・住民票申請費用 200円
・簡易書留費用(申請書郵送) 380円

合計:43,733円

この費用にプラスして筆記試験と実技試験の試験会場への交通費がかかります。
私の場合は試験会場までは車で40分くらいでたいした費用もかかりませんが遠隔地から来る人は大変だと思います。

受験者の顔ぶれは高校生7割、その他一般が3割くらいの割合です。
合格率は年ごとに違いますが筆記試験が約6割、技能試験が7割ぐらいです。

いまのところの予定ですが来年は第一種電気工事士を受けてみるつもりです。
合格しても実務経験が無いので免許はもらえませんが、せっかく買った高い工具を眠らせるのは勿体ないです。
さらに「試験当日までのあせり」「試験の緊張感」「合格発表のドキドキ感」がやみつきになってしまいました。
しばらくの間は受験資格に制限のない資格試験を受け続けてみようと思っています。飽きたらやめますが。
FX専業の生活は会社勤務の生活とちがいメリハリが無いので、資格取得という目標が出来るといい暇つぶしになりそうです。
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