厚生年金、国民年金は貰えるの? 2014

みなさんが老後の生活資金として考えているであろう年金ですが本当に貰えるのでしょうか?
結論から言うと国民年金(厚生年金の基礎年金部分)はたぶん貰えます。
厚生年金に関しては現在60才未満の人は受け取ることが出来ないと思います。

厚生年金は2002年、国民年金は2001年に最高の積み立て額を記録したあと、収められた保険料では支払いが出来ずに元本を取り崩しています。
厚生労働省から2013年までの積立金の推移が発表されているので、それを元に私が将来の積立金額を予想したのが下記の表です。
本当は厚生労働省が人口分布からシミュレーションした結果を発表すれば良いのですが絶対にそんなことはしないでしょう。

この予想は一番甘いものでこれから増え続ける年金受給者と減り続ける年金納付者を考慮していません。
おそらく最短では15年後くらいに積立金はゼロになります。

表の白の部分が厚生労働省から発表されているもので、緑の部分が私が予想した部分です。


ちなみに2012年に予想したときよりも破綻が2年早くなっています。
2012年に予想したのはこちら
http://d.hatena.ne.jp/it_fx/20120301/1330589901

国民年金(厚生年金の基礎年金部分)は貰えるだろうというのは、現在の国民年金の納付保険料の半分は税金から出ています。
将来的には税金の部分が半分から順次増えていくだけです。
国民年金に税金をつぎ込んでも破綻させないのは、国民年金分だけでも支給しておけば厚生年金が受給できなくても生活できる人もいるからです。
貯蓄を取り崩してでも生活できれば生活保護への駆け込みが少なくなります。
生活保護のほうが支給額が多く医療費免除など財政への負担が大きいため、生活保護への駆け込みの歯止めが無くなると財政が破綻します。

厚生年金とは別に規模の大きな会社には企業年金があります。
企業年金に関してはそれぞれ運用実績や会社からの補助等が異なるのでわかりません。

とりあえず老後のための資金は自力で貯めておいたほうがよさそうです。
まあ貯めようと思っても簡単に貯められるものではないのですが...
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