前回でキックによるエンジン始動まで確認できたので、20年前の古いバッテリーを新品に交換してセルモーターが動くか試してみます。
近所のホームセンターでバイク用バッテリーを見てみると高い・・・・1万円近くする。
ネット通販で送料税込みで3000円ぐらいのを購入しました。
セルボタンを押してもなにも反応がありません。
キーをONにしてライトや方向指示器を点けてみると問題なく動作するのでバッテリーからの通電は問題ないようです。
セルボタンの接触不良かと思いセルボタンの部分のカバーを外してスキマから接点を薄い金属ヤスリで磨いてやりました。
再度セルボタンを押してもやはり反応がありません。
サービスマニュアルの回路図を見ると「バッテリー」→「スターターリレー」→「セルモーター」という接続になっています。
スターターリレー不良かセルモーター不良か配線の断線のいずれかが原因となります。
配線の断線はテスターを紛失中なので調べられません。とりあえず見える範囲に配線が傷んでいる箇所は無いので大丈夫でしょう。
セルモーターが稼働するかバッテリーと直結して調べてみます。
バッテリーのプラス端子に電線の片方をつないで、もう片方をセルモーター本体の接続コネクタ部に直接接触させます。
火花が出てセルモーターが回ります。セルモーターは正常なようです。
どうやらスターターリレーが壊れているようです。
思い返すとセルボタンを押したときにカチカチ音が出ていませんでした。
スターターリレーは後輪のフェンダーの裏側の車体フレームにネジ留めされています。
いまさら新品の部品は手に入らないし電装部品に中古はあまり使いたくありません。
とりあえずキックでエンジンは掛かるのでこのままにします。
そのうち他車種のスターターリレーを流用して付けるか、バッテリーからセルモーターに直接配線を行いスイッチを着けてセル起動が出来るように改造します。
次にギヤオイルの交換を行います。どのぐらい入っているかわからないので全交換します。
ギヤオイルはクランクケース下側のボルトを外すと排出されます。
ギヤオイルが出なくなったらボルトを締めてクランクケース上部になるギヤオイル注入口からギヤオイルを注入します。
このときオイルレベルゲージボルトを外しておいて、そこからオイルが流れ出たら適量となります。
<赤丸がギヤオイル注入口、黄丸がレベルゲージボルト>
これで問題なく使用できるようになったので役所で再登録を行いナンバーをもらいました。
自賠責保険に入り自動車の任意保険にファミリーバイク特約を追加しました。
これで公道走行ができるようになりました。
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