エボラ出血熱

米国でまたエボラ出血熱の患者が出ました。
今回は33才の男性医師で「国境なき医師団」として1ヶ月間西アフリカで活動していました。

今回の件は米国では唯一公共交通機関が発達しているニューヨークで発生しているため日本で発生したときの参考になります。
入院の前日に「地下鉄での移動」「バーでの飲食」「ボーリング」を行っています。

みんな思っていると思いますが今回の医師やダンカン氏の看護師など、潜伏期間になんでわざわざ人のたくさんいる場所に行くのでしょう。
「飛行機で移動」「旅客船でクルーズ」「地下鉄」「バー」「ボーリング」等わざと感染を広げているようです。
もちろん本人たちは感染しているとは思っていないのでしょうが、潜伏期間ぐらいは自宅と最小限の外出で大人しくしていようと思わないのでしょうか。
国境なき医師団」や「患者の看護」など非常に立派な尊敬できる行為ですが、後の行動で台無しにしています。

エボラ出血熱は末期状態から死後が最高の感染力があるといわれています。
ある看護師はエボラ患者の体液が付着した手袋でメガネのずれを直すのに顔に少し触れただけで感染しています。
ただし重体状態になれば動けなくなるので医療関係者か家族以外には感染が広がりません。

発熱および体調が悪いぐらいの状態(たぶん初期状態)でどの程度の感染力があるのかはわかっていません。
エボラのウィルスは常温で数日間は活動を続けます。
今回の件では「地下鉄のつり革・手すり」「ボーリングのボールの穴」などが感染源になりそうです。
もしクシャミなどをしているようなら唾液の飛沫も感染源になります。
これで感染者が出るようだとかなりマズイ状況になると思います。

初期状態では患者は日常生活ができるので好きな様に移動できます。これは大量感染の原因になります。
感染に気がついていない者が満員電車でクシャミなどしようものなら範囲数メートルに目に見えない唾液の飛沫が飛び散ります。
マスクで防御していてもクシャミの飛沫が気がつかないうちに顔の皮膚に付着したり目にはいることもあるでしょう。
こんな状態で感染するようなら都市部は壊滅状態になります。

今回のエボラ出血熱は2013年12月に2才の男の子がコウモリから感染して始まったといわれています。
それがまだ1年も経過していないのに現在の感染者は10000人を超えています。

いずれ日本でも患者は発生すると思いますが、初めの数人ならドタバタしながらも対応できると思います。
でも100人単位になると医療機関・救急体制は対応できなくなりそうです。
そこまで増えると後はネズミ算式に増えていきます。
効果的なワクチンが開発されない限り収まることはないでしょう。
医療機関が機能しなくなるとエボラ出血熱以外の普段なら治療できる病気でも命を落とすことになります。

日本への感染者の流入経路ですが西アフリカから直接より、米国または中国あたりから感染に気づいていない者が持ち込むほうが可能性がありそうです。
西アフリカから日本に来る人数と米国・中国から来る人数は比較になりません。
特に中国からは危険性が高いと思います。
中国ではおそらく治療ではなく怪しい者も含めてDELETEすると思いますので、感染に気づいた中国人は中国当局に見つからないように日本に治療目的で来日しようとするでしょう。
日本政府が「治療目的での来日するものは治療しない」と宣言すれば良いでしょうが、そんなことをすれば人権派やマスコミからフルボッコにあうでしょう。

これまでエボラの収束宣言をした国は全て国境線を封鎖して患者の流入を防いだ国だけです。
オバマ大統領はなぜ西アフリカからの航空路線を閉鎖しないのでしょう。
管理のしやすい軍用機で医療関係者の輸送を行えばダンカン氏のような予期しない感染者の流入を防げます。
米報道機関のアンケートでは70%の米国民は西アフリカとの航空路線の閉鎖を望んでいます。

オバマ大統領は西アフリカを孤立させないためとかキレイ事をいっていますが、本音は最大の支持層であるアフリカ系黒人の支持を失うのが怖いのでしょう。
さすがは「演説がうまいだけの大統領」「決断できない大統領」といわれているだけはあります。

今年のクリスマスシーズンは非常に危険です。
キリスト教圏の人はいっせいに自分の家族の元にもどります。これは「国境なき医師団」や西アフリカで仕事をしている人も例外では無いでしょう。
もしかしたら大量感染が起こるかもしれません。

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