本日(1月11日)取引開始直後からZAR/JPY(南アフリカランド/円)が暴落しました。
取引開始時の 7.229から 6.653までわずか10数分で下落しました。
ZARは通貨単位が小さいのでわかりにくいのですが下落率にすると -7.96%になります。
たとえばドル/円(USD/JPY)が 120.00円だったら 110.44円まで 9円55銭も下落したことになります。
こうしてUSD/JPYに置き換えるといかに下落幅が大きいかわかります。
下落の理由は特にないようです。おそらくどこぞのヘッジファンドの仕掛けかなにかでしょう。
USD/JPYやEUR/USDなどにメジャー通貨に比べてZAR/JPYは取引量が小さく、しかも月曜の朝方というオセアニア市場しか開いていない状況なら仕掛けるのに膨大な資金力は必要ありません。
特にZAR/JPYはほとんどの取引を日本人が占めています。
本日の日本市場が休日というのもZAR/JPYが狙われた理由の1つかもしれません。
ヤフーFXのファイナンススタジアムを見ると数100万から1000万近い損失が出て強制ロスカットが発生しています。
ZAR/JPYやTRY/JPY(トルコリラ/円)は高金利で人気ですがメジャー通貨に比べて取引量が少なく、なにか異常事態があると買手がいなくなり値段が飛びまくります。
結果としてメジャー通貨の数倍の値動きになり強制ロスカットの値が滑り口座がマイナスになってしまったりします。
小銭(スワップ益)を拾いにいって全財産を無くしては意味がありません。
私もリーマンショック前はZAR/JPYをスワップ狙いで持っていたことがありますが、リーマンショック以降は触ったことがりません。
やはり新興国高金利通貨は怖いです。
注意:文中の取引レートは取引業者により異なります
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