第一種電気工事士試験(技能)合格

2015年12月6日に第一種電気工事士の技能試験が行われました。
第一種電気工事士の試験は札幌市・仙台市新潟市・東京都・埼玉県・愛知県・石川県・大阪府広島市高松市・福岡県・沖縄県の12ヶ所で行われます。
私の住んでいる県では試験が行われないため往復5時間を車&電車で移動して試験を受けました。

参考書はAmazonで「第一種電気工事士 技能試験すいーっと合格」を購入しました。
技能試験は前もって候補問題が10問提示されており10問の中から1問が出題されます。
第一種電気工事士の技能試験は施工条件が前もって明確に示されていません。
そのため参考書も過去の出題から予想して解答例を出しています。
参考書の予想と異なる施工条件が出されることも大いにあります。

試験時間は60分なので、おおよその時間配分は以下のとおりです。
・10分で施工条件確認と複線図作成
・40分で施工作業
・10分で見直しと修正

技能試験の勉強は試験日の4日前から始めました。総勉強時間は32時間でした。

12月2日(水),3日(木)
 まず第二種電気工事士の筆記参考書を出してきて複線図の描き方を復習しました。
 復習後は参考書をチラ見しながらも技能試験全10問の複線図を描けるようになりました。
 (勉強時間12時間)

12月4日(金)
 技能試験全10問を順番にタイムを測りながら施工作業を行いました。
 施工作業のタイムは35〜55分の間でした。
 10回も施工作業を行い慣れたので難しい問題でも50分あれば完成させられると思います。
 一日で施工作業を行ったため指は傷だらけで力が入らないという状態になりました。
 (勉強時間13時間)

12月5日(土)
 施工に50分かかると複線図と見直しに10分しか時間が取れません。
 そこで複線図を描く時間を短くするための練習を重点的に行いました。
 複線図は難しいので7分、簡単なので4分、平均すると6分くらいで描けるようになりました。
 これなら複線図6分、施工作業50分、見直しと修正4分の時間配分でいけます。
 見直しで複雑な修正が入るとリカバリーは無理かもしれません。
 昨日の影響で指に力が入らず施工作業の練習は無理でした。
 (勉強時間7時間)

12月6日(日) 試験日
 去年の技能試験の合格率が低かった影響か今年の実技問題はサービス問題でした。
 10問のうちで一番簡単な問題が出ました。
 施工作業の練習でも一番タイムの良かった問題です。
 複線図と施工作業が35分ぐらいで終わってしまい25分も時間が余ってしまいました。
 そこでネジの増し締めや施工条件の確認を何度も行いました。
 2回目の見直しで参考書と異なる施工条件を発見しました。
 運転表示灯の接続先が参考書と異なっていたのです。。
 参考書の複線図をほぼ暗記していたため参考書通りの複線図を描いていました。
 当然ですが施工作業も参考書どおりに行ってしまいました。
 あわてて接続先を修正し見直しをさらに3回くらい行いました。
 私の席は最後尾だったので退出時に他者の作品を見ていきました。
 みんな完成していたのですが、運転表示灯の接続先を間違えている人が何人かいました。
 おそらく参考書の通りに作ってしまったのでしょう。
 他人ごとですが気の毒でした。

本日1月15日に技能試験合格発表があり無事合格していました。
合格しているとわかっていても正式な通知があるまではドキドキします。
これがあるので資格試験は楽しいです。

今年の合格率は70.9%でした。
過去9年の合格率は最低が57%、最高が85%、平均は67%です。
やはり今年の実技試験はサービス問題だったようです。

第一種電気工事士の試験にかかった費用は以下のとおりです。
・願書請求切手代 287円
・受験料 11,300円
・受験料振込費 130円
・筆記試験参考書 3,024円
・筆記試験交通費 6,040円
・技能試験練習器材 17,982円
・技能試験参考書 2,160円
・技能試験交通費 4,680円

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合計 46,603円

うーん高いです。
私は実務経験が無いので資格はもらえないのですが、自己満足と暇つぶしの費用としては高価です。
これから受ける資格試験は実技の無いものにしたほうがよさそうです。

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