米大統領選挙

日本時間11月8日夜から11月9日にかけて米国の大統領選挙が行われました。
開票作業は日本時間の11月9日朝から順次行われました。

開票結果は序盤からトランプ候補が優勢でしたが、市場はヒラリー候補が最終的には勝利するだろうと予想していました。
そのため開票作業が始まってしばらくは円安方向に進み、国内株式市場も前日比250円以上上昇しました。

午前10時ころ開票開始から3時間を過ぎてもトランプ候補の優勢はかわらず、国内株式市場が下げ始め円高方向に進み始めました。
午後に入りヒラリー候補の苦戦が確定すると株式市場は暴落し前日比-1060円を付けました。
為替も101.17円付近まで下落しました。

面白いのは国内株式市場と為替ともに最安値を付けたのはトランプ候補の勝利が確定したときではありませんでした。
まだ充分にヒラリー候補に逆転の可能性がある時間帯でした。

その後トタンプ候補優勢のまま進みましたが、国内株式市場と為替ともそれ以上下落することはありませんでした。
結局ヒラリー候補が優勢になったのは大票田のカリフォルニア州が開票された後だけでした。

日本時間夕方にはトランプ候補の勝利は確定となりました。
ヒラリー候補からトランプ候補への敗北を認める電話のあとトランプ次期大統領の勝利会見が開かれました。

国内株式市場は前日比-919.84の暴落で終了しましたが、日経先物は急上昇し始めました。
その後始まった米国株式市場は大幅上昇してダウが+256.9、ナスダックが+57.58で終了しました。
為替も大統領選の前の状態より上昇しています。

結局のところ開票作業中に市場が開いていた日本を含めたアジア市場だけが割を食ったかたちになりました。

来年1月にはトランプ大統領が誕生しますがどうなるのでしょうか。
米国とメキシコの間に壁はできるのでしょうか?
在日米軍の費用を日本が全額負担するのでしょうか?
日本は核武装するのでしょうか?(まあこれは歓迎ですが)

<USD/JPY 30分足>

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