前から直そうと思っていた三菱耕運機MMR60のギヤ(ミッション)の修理を行います。
現在はニュートラルと正転以外はギヤが入りません。
<下段の左右しかギヤが動かない>
順番に外していってギヤケース(フレーム)を取り出します。
まずプーリーカバーを外します。
<プーリー>
プーリーベルトを外します。
前側プーリーの固定ネジを外すためにスターターを外します。
前側プーリーはスターター回転部を固定しつつネジを外す。
<前側プーリー固定ネジを外すときスターター回転部を固定>
後側プーリーは耕運爪に何かをカマシて回転しないようにしてから固定ネジを外す。
プーラーを使い前側と後側のプーリーを外す。
プーリーは無理やり外すと変形して使えなくなったりするので必ずプーラーを使って外します。
<プーラーでプーリーを外す>
プーリーが外れたらフレーム側のプーリーカバーを外します。
エンジンからアクセルワイヤーを外す。エンジンと繋がっている電線を抜く(引っ張ったら抜ける)。
燃料タンク・マフラー・キャブ・エアクリーナーはエンジンと一体で外すので個別には外さない。
<アクセルワイヤーと電線を外す>
エンジンを固定しているフレーム下側のネジを4本外すとエンジンが取り出せます。
<外したエンジン>
<エンジンの外れたフレーム(ギヤケース)>
耕運爪を留めているピンを抜いて、耕運爪を引き抜きます。
ロータリーカバーを外します。
ハンドル、ギヤシフト部を外します。
前ウェイトを外します。
タイヤを止めているピンを外してタイヤを外します。
これでギヤケース(フレーム)だけになりました。
<ギヤケース(フレーム)>
エンジンを外して気が付きましたが、オイルレベルゲージがエンジン後側にもあります。
エンジンが水平になった状態でオイルレベルを測れるように前側と後側にオイルレベルゲージがあるようです。
両方のレベルが同じ状態のときエンジンが水平で、その状態で測るオイルが正しい量です。
<エンジンの前側と後側にオイルレベルゲージ>
以前オイル交換を行ったときに入れたオイルの量はかなり少なかったようです。
ゲージの先端にほんの少しだけオイルが付いています。
現在のエンジンは完全に水平状態なのでゲージ上限までオイルを追加しておきます。
本日はここまでです。