前回の続きでギヤケース(ミッションケース)を分解します。
駆動軸(車輪軸)と耕運軸(ロータリー軸)が邪魔で水平にならないため、適当にウマになりそうなものを探して下側にかませました。
<ギヤケース(ミッションケース)>
ネジを全部外したら全周に渡ってケース合わせ面のスキマを少しずつ広げていきます。
でも耕運軸(ロータリー軸)のところがビクともしません。
耕運軸カバー(ベアリングカバー)を外さないとダメなようです。
大きめのドライバーネジ込んでスキマを広げ、大きな工具に変えていきます。
<耕運軸のカバーを外そうとする>
数時間カバーを外そうと頑張ったのですが外れません。
参考になるものはないかとググってみるとボルトとネジを利用して外している人がいました。
そこで使えそうなネジを探してきてやってみました。
<ボルトとネジを利用して外す>
ボルトを締めていくにつれ「バコ」という音が何度かして見事に外れました。
本当にこんな時インターネットがあって助かります。
自分の力(考え)だけで外そうとすると数日掛けて少しずつ外していくしかできないでしょう。
<耕運軸カバーが外れました>
これでギヤケースを2つに分離できます。
<ギヤケースを分離>
ギヤ(ミッション)の内部状態ですがかなり汚いです。
グリスが劣化して茶色く変色しているので泥が付いているように見えます。
<汚い>
シフターを外してみてギヤが入らない(変えられない)原因がわかりました。
シフターが固着していて上下方向にまったく動きません。
<動かないシフター>
シフターを分解してみたところ鋼球はサビまくっていましたが、スプリングはまだ使えそうでした。
棒の状態はかなり悪くサビている箇所や、ギヤを無理やり動かしたことによるキズが付いています。
棒は交換するとかなり高価だと思うので耐水ペーパーで磨いて再利用します。
三菱農機でスプリングと剛球を注文しました。
<シフターを分解>
本日はここまでです。