ガスケット、パッキン(オイルシール)、エアクリーナースポンジの自作

ガスケット、パッキン(オイルシール)、エアクリーナースポンジなどは店頭で入手しにくく注文が必要になります。
注文だと使いたいときすぐ使えず、また古い機械だと部品在庫が終了して手に入らないこともあります。
さらに部品があったとしても結構高いです。

そこで我が家では汎用のカット前のガスケット、エアクリーナースポンジ、耐油ゴムシートを常備しています。
これを必要に応じてカットして使います。
こういった製品は非常に安く1枚100円~300円程度です。しかも1枚で何回も使えます。
厚さの異なるものを数種類買っても大した金額にはなりません。

<汎用のガスケット、耐油ゴムシート、エアクリーナースポンジ>

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専用の物ではないので見た目は悪いですが、排気漏れや燃料漏れなどが起きなければ大丈夫です。

まずキャブ用のガスケットを作成します。
同じ形のものが3枚使われていますが、キャブレターをエンジンから外すときに1枚破ってしまいました。

実物のガスケットを汎用ガスケットに置いて鉛筆で形を書き写します。
これをカッターで切り抜きます。
実物が無いときはエンジンのガスケットを付ける箇所に紙を当てて鉛筆で周囲をなぞって型を取ります。
注意点は切りカスを絶対に残さないことです。ゴミが燃焼室に吸い込まれるとピストンに傷が付くことがあります。

<実物のガスケットと自作のガスケット>

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次にキャブのフロートチャンバーのパッキン(オイルシール)を作成します。
キャブの下にある黒いゴミのようなものが元はリング状のパッキン(オイルシール)でした。
劣化してバラバラになりました。

<キャブレターと元のパッキン(オイルシール)>

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バラバラになったパッキン(オイルシール)の幅を図って耐油ゴムシートから切り出します。
本当はリング状に繋がっているのですがスキマがなければOKです。

<実物のパッキンと自作のパッキン>

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<キャブレターに自作のパッキン(オイルシール)を取り付ける>

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次にエアクリーナーのスポンジを作成します。
専用品は円錐状で立体形成されています。
まず紙をエアクリーナーに巻いて型を取り、エアクリーナースポンジから型どおりに切り抜きます。
切り抜いたエアクリーナースポンジを円錐状にします。

<エアクリーナーと自作のエアクリーナースポンジ>

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少し工夫するだけで早く安く必要な部品が入手できました。