金ごまの栽培(選別~保管)

金ゴマが乾燥したので種の選別を行います。
我が家では以下の手順で行っています。

1.ゴマの殻からゴマを取り出す
ブルーシートの上で数本の茎を持って適当な棒で叩きます。
これでほとんどの種はブルーシートの上に落ちます。
これを全ての乾燥した茎に対して行います。

2.フルイによるゴミの撤去
取り出した種はゴミが大量に含まれているので選別が必要です。
まず10メッシュ(約2.5mmの目)のフルイにかけるとゴマよりも大きいゴミがフルイに残ります。
次に16メッシュ(約1.6mmの目)のフルイにかけるとゴマよりも小さいゴミがフルイから落ちます。

3.水洗いによる選別
フルイによる選別でかなりキレイになります。
次はゴマと同じ大きさのゴミと中身が空のゴマを選別します。
大きめのタライに水を貼りゴマを洗います。
ここで浮いてくるゴミと空のゴマを選別します。

4.洗ったゴマの乾燥
洗ったゴマを天干で乾燥させます。
天気がよければ1日で乾燥します。

5.目視による選別
白い紙の上にゴマを少し取り目視でゴミや黒い実を取り除き、選別済みの実をペットボトルに入れます。
黒い実(不完全な実)は食べるときに見た目が悪いので取り除きます。(食べても問題なし)
この作業が最も時間がかかります。
たぶん種植えから収穫の全体作業量100%のうち90%ぐらいがこの作業です。

<白い紙の上で選別>

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上記の作業により食べられるゴマが選別されます。
ゴマは栽培中は楽なのですが、収穫してゴマを選別するのは大変です。
選別する作業のほとんどが手作業のため人件費がかかります。
売られているゴマのほとんどが外国産なのもわかります。

今年の収穫量は1リットルのペットボトルに12本でした。
1本の重さが700gなので8.4kgになります。
我が家で5年ぐらいは余裕で食べられる量です。

種まき用の種は別途保管してありますが、来年は作るかどうかわかりません。
来年はもっと楽な作物を探して作ろうかと思っています。