クボタトラクターB52の前輪デフオイル、前車軸ケースオイル交換

クボタトラクターB52の前輪デフケースのオイルの交換、前車軸ケース左・右のオイル交換を行います。

前輪デフケースと前車軸ケースのオイルは前回の余りのミッションオイルを使用します。

前輪デフケースのドレンボルトを外します。
ドレンボルトは前輪デフの底に付いています。
デフケースオイル注入口は前輪右車軸の真ん中に付いています。

<前輪デフケースのドレンボルトとオイル注入口>

f:id:it_fx:20191228125453p:plain


前輪デフケースのドレンボルトを外してオイルを抜き取ります。
なんか排出されたオイルが非常に少ないです。
オイル容量は1500CCなのですが300CCぐらいしか排出されません。

これは新車で購入してから交換されたことがなさそうです。
エンジンオイルやミッションオイルは規定量入っていたので安心していたのですが、あまり目立たないところのメンテナンスは行われていないのかもしれません。

デフ内部のギヤに不具合が起こっていないと良いのですが・・・
ドレンボルトを締めて新しいオイルを1500CC入れます。

次に前車軸ケース右のオイル交換を行います。
これを行うには前輪を外す必要があります。まず車輪を固定しているナットを緩めます。
フロアジャッキを前輪デフケースに当て前輪を浮かせます。ナットを外してタイヤを外します。

前車軸ケース右の底に付いているドレンボルトを外します。
これまた排出されたオイルが少ないです。
オイル容量は500CCなのですが70~80CCぐらいしか排出されません。

ドレンボルトを締めて新しいオイルを500CC入れます。
半分くらい入れたところでオイルが漏れていることに気が付きました。
車軸の回転部の隙間からオイルが漏れています。
あーこれはオイルシールがダメになっています。

<オイル漏れ>

f:id:it_fx:20191228125549p:plain


通常であれば販売店に文句を言うところですが、整備無しの現状渡しで買っているため何も言えません。
仕方がないのでオイルシールを取り寄せて修理することにします。

次は前車軸ケース左のオイル交換を行います。
左はオイル漏れはありませんでした。
排出されたオイルも400CCありました。
前輪デフケースや前車軸ケース右に比べたら優秀です。

とりあえずクボタで前車軸ケースのオイルシールとガスケットを注文しました。

やはり格安の車体には不具合が潜んでいるようです。