反撃能力(敵基地攻撃能力)について

最近の調査で反撃能力(敵基地攻撃能力)を持たないほうがいいという人が28.6%もいることがわかりました。

私はこの人たちの考えがまったく理解できないです・・・


日本は島国なので海という天然の防壁があります。
さらに日本の海軍力は世界でもトップクラスです。
艦船と潜水艦の攻撃および機雷による海上封鎖により無傷で日本に近づくのはかなり難しいです。

ただしミサイル飽和攻撃への対処は不可能です。
ミサイル防衛による破壊は半分もできないでしょう。


たとえば日本が某国から都市部に数百発のミサイル攻撃を受けたとします。
某国は数千発のミサイルを保持しています。

反撃しないとミサイルを打たれっぱなしです。
28.6%の人は某国のミサイルが無くなるまで地下鉄にでも籠もって耐えるのでしょうか?
自分の家族が攻撃の被害を受けないようにひたすら祈るのでしょうか?

まさか日米安保条約により米軍に某国のミサイル基地を攻撃してもらうつもりでしょうか?

米軍は日本の傭兵ではありません。
日本が参加しないのに米軍が単独で某国を攻撃してくれることはありえません。

日本が先頭に立って某国に戦闘機による攻撃やミサイルでの攻撃を行うことにより米軍も共闘してくれます。

まあ日本の戦闘機による攻撃はかなり無理があります。
日本は爆撃機を持っていません。

本土から戦闘機を発進しても後続距離の問題で自力で戻ってこれません。
空中給油機も持っていますが数がありません。

軽空母で某国に近づいて、飛行距離が短く爆装の貧弱なF35Bたよりになります。


結局のところ反撃能力になるのは長距離射程の「地上発射の対地ミサイル」「航空機発射の対地ミサイル」「艦船発射の対地ミサイル」です。
核でない通常ミサイルでもライフラインを攻撃すると結構なダメージを与えることができます。

原子力発電所は某国以外にも被害が及ぶ可能性があるので無理ですが、ダムの破壊・石油やガスの備蓄基地の破壊・火力発電所の破壊・放送通信施設の破壊は大きなダメージを与えることができます。

要は某国に日本を攻撃すると痛い目に合うとわからせることが肝心です。
反撃能力が高ければ高いほど日本は攻められる可能性が低くなります。
その結果として戦争が起こらず28.6%の人が大好きであろう平和が続きます。