NV200車中泊仕様

8月8日の九州日向灘での地震をうけて気象庁は一週間の南海トラフ地震の巨大地震注意報を出しました。
注意報は8月15日で一旦終了しました。

私の住んでいる地域は南海トラフ地震津波が押し寄せます。
想定浸水高さは約4メートルです。
我が家は全て平屋建てなので2階に避難することはできません。
津波到達時間は地震発生後20分程度です。

よって高台への避難が必要です。
我が家から津波が届かない地域への移動は車で5分くらいで到着できます。
幸い避難経路途中には幹線道路や交通量の多い道路はありません。
大きな橋は崩落する前提で経路を考慮しています。
停電で停止するであろう信号も一箇所しかありません。

とりあえず中で寝ることを考えてNV200で避難を考えています。
本当は自転車・バイクが渋滞回避を考えると最適だと思います。

津波が引いても床上浸水で自宅には住めません。
南海トラフ地震では被災地域が膨大なため避難所に入れるかわかりません。
太平洋側の大都市を含むかなりの地域が被災するため支援物資も不足すると思います。

NV200で自力で2週間くらい生活できるように考えています。
寝袋・エアマット・着替え・保存食料・水・カセットコンロ・携帯トイレ・ゴミ袋等は常に車に積んであります。
車庫の中に携行缶ガソリン・発電機はすぐ積める状態にしてあります。

NV200では運転席か助手席のシートを倒して寝ることになります。
長期間になるとエコノミーシート症候群が心配です。

せっかく広い荷室があるので荷室と2列目シートを車中泊仕様にしたいと思います。
通常時は2列目シートは使える状態で荷室も中央部には荷物が載せられるようにします。
荷室両側には「椅子」兼「物入れ」兼「フラット化のベース」を設置します。

<通常時>




<座るとき>




<小物入れ>




車中泊仕様では2列目シートを倒して荷室から続くフラットな状態になり、エアマットを敷けば寝袋で寝られます。

車中泊仕様(2列目シートを倒した状態)>




荷室両側の小物入れは構造用合板に合成皮革でカバーしました。
物入れの天板は椅子を兼ねているので構造用合板に厚いスポンジを貼り合成皮革を掛けました。
他の天板部分も寝る場所になるので構造用合板に厚いスポンジを貼り合成皮革を掛けました。

合成皮革は裏面の目立たないところをエアータッカーでステーブル針(ホチキスのでかいやつ)を打ち込んで固定します。
これが結構気持ち良かったです。
手動タッカーとエアータッカーのどちらを購入するか迷ったのですが、エアータッカーを選んで正解でした。


材料費は以下です。
・構造用合板(24mm)      0円    以前のトイレ・シャワールームリフォームの余り
・構造用合板(21mm)   4980円
・合板カット料金      150円
・蝶番(4個)             0円    家にあった
・折りたたみ脚(4本)  1882円
・スポンジ(30mm厚) 5512円
・合成皮革(0.8mm厚) 10320円
・両面テープ          898円
・エアータッカー     3980円
・ステープル13mm針   640円
合計で28362円でした。

合板などは以前のトイレ&シャワールームリフォームの残りが使えたので節約になりました。
合成皮革は幅135cmのものを4メートル購入したのですが、裏面に貼ることを考慮していませんでした。
全然足りずに4メートルを追加購入しました。
作業時間は合計で約12時間でした。

短時間ですが寝てみた感じではエアマット無しの寝袋だけでいけそうです。
3センチ厚の圧縮スポンジを入れてあるのでかなりクッション性が良いです。

私は身長170cmですが斜めに寝ないと頭が当たります。

これはNV200の欠点で4ナンバー枠内であと15cm車体長を伸ばせるのに中途半端な長さで止めてしまいました。
あと15cm荷室が長ければ合板(182cm x 91cm)を荷室に積めるのです。
現状では合板を積むには後部座席を畳んで後部座席の上に載せる形にしないとテールーゲートが締まりません。

 

NV200とは別で
ダットサントラックの荷台に載せる形式のキャンピング箱も考えています。
キャンピング箱は単管パイプで自立できるようにして、地面側にジャッキプレートを付けて上昇・下降できるようにします。

家庭用エアコンと電子レンジを取り付けて発電機も箱の外側に埋め込みます。
電化製品は外部電源か発電機のどちらでも使えるようにします。
箱上部の出っ張り部を寝台スペースにし居住空間を確保します。
寝台スペースには網戸を付けて風通しをよくします。

<キャンピング箱のイメージ>




自作する場合は鉄材を溶接してフレームを作り、内装は合板で断熱材を入れてアルミ複合板または家の外壁材で外板を貼ります。

簡単に見積もってみるとフレーム用鉄材&アルミ複合板&窓だけでかなりの金額になります。
ほかにも合板・断熱材・内装用木材・電気配線・マットレス・給水タンク・排水タンク・シンク・コンロ他多数が必要です。
家庭用エアコンや電子レンジは使っていないものがあるので購入する必要はありません。

私はキャンプ等に一切興味が無いので、作った場合は免許返納するまでに地震が来ないと無駄になります。

無理に作るより安いキョンピングトレーラーを買って直したほうがいいかもしれません。
キャンピングトレーラーなら津波のこない高台の賃料の安い駐車場に停めておけます。
不要になったら売却も簡単です。
キョンピングトレーラーなら維持費はかなり安あがりです。

作るのはよく考えてからにします。