本日午後の参議院本会議において一川防衛大臣と山岡大臣の問責決議が可決されましたが、両氏に対する民主党議員の擁護演説は笑えました。演説を行った徳永エリ議員と大野元祐議員は民主党の若手でジャンケンでもやって負けたのでしょうか。
一川防衛大臣の擁護演説を行った徳永エリ議員の発言は以下のとおりです。
・「防衛のシロウト」発言は公式発言でないので問題にならない
・防衛の専門家が民主党内にいないためシロウトの一川大臣が選ばれたことに問題はない
・ブータン国王の晩餐会を欠席して同僚議員の政治資金パーティーに出席して、「晩餐会よりこのパーティーのほうが重要だ」と発言したことは、後で謝ったので問題ない
・一川大臣の人柄はすばらしいので問責すべきではない
なんというか突っ込みどころ満載でなにもいえません。公式発言でなければ何を言ってもいいのか。後で謝れば何をしてもいいのか。民主党に防衛の専門家がいないにいたっては政権担当能力が無いことを自ら認めているし。人柄をほめるとか結婚式のスピーチでもあるまいし。
山岡大臣の擁護演説を行った大野元祐議員の発言は以下のとおりです。
・マルチ商法は法律で禁止されていないので問題なし
・過去に自民党議員でマルチに関わっていた人間がいた
ほとんど自民党議員を責めることに時間を使って擁護らしいことをしませんでしたが、自民党議員もやっていたので山岡大臣もマルチをやったとでも言いたいのでしょうか。まあ山岡大臣は人柄さえほめることろが無いので仕方ないか。
問責決議の現場は初めて見ましたが、だれもいない大臣席に一人ボッチで座らされて完全にさらし者です。こんな目にあうなら自ら辞任すれば良いのに、そんなに権力を手放したくないのでしょうか。それとも問責決議には法的強制力が無いので辞めないで済むとでも思っているのでしょうか。おそらく党内の圧力で辞任させられるか、内閣改造を行って大臣を外されるかのどちらかです。汚い手を平気で使う野田政権ですから内閣改造で済まそうとするかもしれません。
しかしこんな面白い見世物をなぜNHKは中継しないのか理解できません。参議院インターネットTVは画質がよくないし、映像がたびたび切れるのでTVで見たかったです。
民主党が会期延長を拒否したため今年の国会はこれで終了です。普通は国会の会期延長は法案を通したい与党が延長を主張して野党が反対するのですが、民主党の場合は野党に国会で追及されるのが怖いので会期延長を拒否しています。いったい民主党はなんなんでしょう。中学校の生徒会以下です。
別に自民党が良いとはいいませんが、民主党は酷過ぎます。まったく政権として成り立っていません。与党になってからまったく勉強をしていないようで、完全に官僚のいいなりで操り人形です。首相にいたっては国内を完全に無視して海外で言いたい放題やりたい放題です。首相の次の目標は米国のいいなりになって訪米の際に豪華な晩餐会を開いてもらうことでしょうか。
こんな政権が後2年も続くのですから悲惨です。2年後に政権が変わったときに立て直せるだけの体力が日本に残っていればよいのですが．．．．．．
一人ボッチの一川大臣（徳田でなく徳永議員の間違い）
