治療、検査のイヤ度

先日友人と話をしていて胃カメラが辛かったという話が出ました。おいおい胃カメラて別に辛くないだろ。喉が気持ち悪いだけやん。というわけで、これまで私が受けた治療・検査でイヤだった順位を発表します。空白の順位は該当なしです。

1位 注腸検査 これは肛門にパイプを挿して、バリウムを注入しながら診察台をあらゆる方向に傾けてレントゲンを撮るという検査です。いわば浣腸され凄まじい便意を我慢しながら診察台から落ちないように手摺にしがみつくという拷問のような検査です。これ高齢者や体の不自由な人はたぶん耐えられません。診察台からずり落ちるか、漏らしてしまうでしょう(もらしても検査前に腸の中は空なのでバリウムが出るだけ)。時間的には10分くらいなのですが、ずっと早く終わってくれと祈っていました。当然ですが検査終了後に専用トイレに直行です。もう2度と受けたくありません。

2位 該当なし

3位 該当なし

4位 全大腸内視鏡検査 いままでに2回受けましたが、なんというか肛門が気持ち悪いです、意識しているわけでは無いのですが肛門に力が入り、看護師さんから力を抜いてと注意されます。大腸内を水で洗浄しながら見ていくので、洗浄した水は肛門から掃除機みたいなのでバキュームしています。でもカメラの映像を見せてくれるので少しは気がまぎれます。大腸癌が見つかったときもカメラに移った患部が検査室に張ってあった癌のポスターと同じものだったので、告知前に癌だとわかってしまいました。

5位 大腸癌手術 手術そのものは麻酔中に行われるのでなんともありませんが、術後の体中に刺されたパイプにはまいります。腹に刺されたウミを出すパイプ・背中にさされた痛み止め注入のパイプ・尿道にさされた尿管・腕にさされた点滴などです。私の場合は腹に刺されたウミを出すパイプの固定がうまく行われないときに痛みに悩まされました。ヘタクソor作業の荒い看護師がやるとうまく固定されないのですが、本人に面と向かって「やりなおして」とは言い難いので、別の看護師が来たときにやりなおしてもらっていました。

6位 該当なし

7位 該当なし

8位 該当なし

9位 胃カメラ 麻酔なしでしたが、喉が気持ち悪い(おえっとなる)ぐらいしか思いませんでした。これもカメラの映像を見せてもらえるので気がまぎれますし、時間が短いので助かります。胃にキノコみたいのが生えていましたが、ホリープだそうで、検査の結果は良性だったのでほっとくことになりました。

10位 CT、レントゲン、超音波、歯医者、点滴 CTは造影剤は入れる場合は体が熱くなるのでちょっとイヤですが、レベル的には歯医者と同じぐらいです。

というわけで、私的には胃カメラは歯医者より少しイヤなぐらいの検査です。

我が一族は癌になった人・死んだ人が多いので、私も癌で死ぬことを覚悟していますが、治癒不可能な場合は延命治療でなく緩和ケアを中心にしてもらいたいと思っています。少しの延命のために切り刻まれ苦痛が長引くのはまっぴらです。