ダットサントラック(D22)に鳥居(ガードフレーム)取り付け

私のダットサントラック(D22)には鳥居(ガードフレーム)が付いていません。
4年前に中古で購入したときから付いていませんでした。

これまで長物(4メートルの排水管や木材・単管パイプ)などを運ぶときは、キャビンの屋根に厚手のカーペットの切れ端などを当て、キズが付かないように固定していました。

最近ダットサントラック(D21)用の鳥居が入手できたので、我が家のダットサントラック(D22)に取り付けます。
たしかD21用とD22用の鳥居は共通だったはずなので、D22に付くか確認せずに購入していましました。

<入手した鳥居(ガードフレーム)>



 

とりあえずダットサントラック(D22)に付くか確認します。
ダットサントラックの荷台前部の鳥居が付く場所にハマっているフレーム枠を取り外します。

フレーム枠は左側3本、右側3本、前側上部4本の合計10本のボルトで固定されています。
今回の全ての作業の中で一番面倒で時間が掛かったのは左側3本と右側3本のボルトの取り外しでした。

スペースがないのでメガネレンチが動かせない、キツく締まっていてラチェットレンチだとボルト頭をなめてしまうなど手持ち工具では対処できませんでした。
結局少ないスペースでも動かせる薄型ラチェットレンチを購入しました。
また手持ちのT字型レンチの片側をグラインダーで切断してL字レンチを作成してボルトを取り外しました。

<購入&改造した工具>



 

苦労してボルトを取り外し、フレーム枠を外してからD21用鳥居を取り付けてみます。
ピッタリ適合します。ボルト穴の位置もバッチリ合っています。
苦労が報われました。

取り付けが可能とわかったので鳥居のサビ穴の溶接と塗装を行います。

サビ穴の周りのサビと塗料をグラインダーで削り取ります。
サビ穴より大きい金属片をサビ穴の上に固定して溶接します。

溶接跡をグラインダーで削り整えます。
私は溶接がヘタクソなので、仕上がりのキレイさは無視して接合のみ確実に行います。
仕上げの削りもかなり適当です。

<溶接道具一式>



 

溶接の後は塗装です。
塗装は以下の手順で行います。

1.耐水ペーパーで鳥居全体をヤスリがけします。
  このとき塗料を削りとる必要は無く、ヤスリがけにより細かいキズを付け塗料の吸着を良くします。

2.脱脂剤シリコーンリムーバーを噴霧しキレイな布で拭き取ります。
  この作業により油分や細かいゴミなどを取り去ります。

3.鳥居の上部にプラサフ ホワイトを吹き付けます。
  鳥居の上部はホワイト、下部(荷台への取付部)はブラックで塗ります。
    私のダットサントラックの荷台内側はブラックで塗装されています。

4.上部にボデーペン 日産QM1 ホワイトを吹き付けます(3回塗りします)

5.上部のホワイト塗料をしっかり乾燥させます。
    乾燥が甘いとマスキングテープを剥がしたときに塗料も一緒に剥がれるという悲しい出来事が起こります。

6.上部をマスキングして下部にプラサフ グレーを吹き付けます。

7.下部にボデーペン 日産KH3 スーパーブラックを吹き付けます。
  荷台内側は前オーナーによる塗装なので正式な色番号はわかりません。
  とりあえず今回とは別な用途で購入したブラック塗料を塗っておきます。

8.下部のブラック塗料を乾燥させます。

<塗装用品一式>



 

<サビ穴の修理前・修理後>



 

塗装が乾燥したらダットサントラックに鳥居を取り付けます。

ダットサントラックの鳥居>



 

ダットサントラックへの鳥居の取り付けはこれで完了です。
以下は今回の費用です。

D21ダットサントラック用ガードフレーム 6888円
塗料 プラサフスプレー ホワイト 895円
塗料 ボデーペンスプレー 日産QM1 ホワイト 2本 1832円
薄型ラチェットレンチ 10mm 1101円
マスキングテープ 137円
耐水ペーパー 5枚 157円
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合計 11,010円


新品の鳥居は6万円(工賃別途必要)近くするので、かなり安くできました。
運良く中古の鳥居が安く入手できて良かったです。

これで長物を楽に運べます。