ドル円暴落

本日3月9日ドル円が暴落しています。

先週の3月6日金曜日の終値が105.312円でした。

本日3月9日月曜日の始値が1円以上窓を開けて104.190円で始まりました。

10時30分頃から下落が始まり、安値101.539円を付けました。

ドル円5分足>

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私は9時頃から食料品と日用品の買い出しに出かけ11時頃に帰宅したため、リアルタイムでは見れませんでした。
まあ11時現在でもスプレッドがアホみたいに開いているので、下落中に見ていたとしてもスプレッドにビビって取引はしなかったと思います。

新型コロナの影響が世界中に広がってリスクオフの状態になっています。
リスクオフはリスクを取りに行かないで安全資産に逃げる状態です。
こういう場合には日本円が買われます。

日本は借金大国といわれていますが、世界の投資家はそうは思っていません。
日本の借金は1000兆円を大きく超えています。
ですが日本の国債は日本円で発行され、ほとんどが国内で買われています。
極端な話、一万円札を大量に刷れば借金は返済できます。

これが自国通貨建で国債を発行しても買ってもらえず、米ドル建てで発行している国との違いです。
この場合は自国内の米ドルが不足して国債を償還できないとデフォルトとなります。

ちなみに日本の個人資産は日本の借金額を上回ります。
さらに企業資産と海外資産に加えて政府の資産(道路や橋、土地など)を合わせると膨大な額になります。

リスクオフの状態で円が買われるのはこういう日本の資産に対する信頼感です。

これを書いている間にドル円は安値を更新して101.524円を付けました。
今日は激しい相場になりそうです。