床のリフォーム(畳→コルクシート)

トレード部屋兼居間の8畳の和室ですが、築50年の日本家屋で畳のスキマから冷風が吹き込んできます。これから寒くなるので畳を撤去して床下に断熱材を入れることにしました。
最初は無垢材を使ったフローリングにしようと思ったのですが、和風の襖とのバランスが悪いように感じたのでコルクシートを張ることにしました。コルクシートにしたのはハダシで歩いたときにフローリングよりは足触りがいいかと思ったこともあります。
またTVアンテナケーブル、電源ケーブル、LANケーブルが床に散乱しているので、これを床下に格納してスッキリさせます。

散乱したケーブル類

家具を撤去した8畳の和室

畳を撤去した床(板の間にスキマがいっぱい)

垂木をコーススレッドで固定します

垂木の間にスタイロフォームを詰めていきます(中央に床下収納の配線)

床下配線の出口

垂木にOSBボードをコーススレッドで固定します

OSBボードに接着剤でコルクシートを貼り付けます

今回大活躍した電動インパクトドライバ

使用した部材と価格
・ポートコルク 300x300x4mm 166枚 29,568円(型落ちの85%OFF品)
・接着剤 3kg 2,835円
スタイロフォーム 910x1820x30mm 6枚 6,300円
・松垂木 35x45x1820mm 24本 5,280円
・OSBボード 910x1820x11.5mm 8枚 7,840円
コーススレッド 51mm200本 32mm200本 384円
電源ケーブル 10m 4本 2,720円
・結束バンド 20本 78円
・5CTVケーブル用コネクタ12個 1,650円
・5Cケーブル 8m 4本 家にあった
・LANケーブル 10m 4本 3,304円
合計は59,959円でした。

作業時間
・垂木、OSBボードの採寸と切断(電動丸ノコ使用) 3時間
スタイロフォームの採寸と切断(カッター使用) 1時間
・家具の撤去 2時間
・畳の撤去 30分
・垂木の配置と固定(コーススレッドを電動ドライバーで固定) 2時間
スタイロフォームの配置(寸法をカッターで微調整しながら固定) 1時間
・OSBボードの配置と固定(コーススレッドを電動ドライバーで固定) 2時間
・コルクシートで配置と固定(接着剤でシートを固定、一部シートは切断) 7時間
・家具の搬入 2時間
合計は20時間でした。

費用に関しては型落ちのコルクシートが激安で手に入ったのでかなり安く収まりました。業者に頼むと10〜20万円になるのでかなり節約できました。
作業時間に関しては垂木とOSBボードの固定をコーススレッドで行うのに、何度も電動ドライバーの充電が切れてしまい、予備バッテリーと交互に充電を行いながら何度もバッテリーを交換しながら作業を行いました。プロが充電式の工具を使わずにエア式を使っている理由がわかりました。充電待ちで作業効率が落ちます。
床とコルクシート裏面に接着剤を塗り、少し乾いてから張っていく作業がもっとも時間がかかりました。なるべくコルクシート間のスキマが空かないようにキレイに並べて貼り付けるのですが、150枚以上張るのは大変でした。コルクシートの縦と横の一列はサイズを合わせて切断する必要があり、カッターでは切れなかったので目の細かいノコギリで切断しました。

改装を終えて2日たちましたが、スタイロフォームのおかげか床下からの冷風は無くなり、部屋が暖かくなりました。なにより良いのは床に散乱していたケーブル類がなくなったことです。夜暗いなかを歩いてもケーブルに足を引っ掛けることがなくなりました。ただし畳と違って裸足で歩くと多少冷たいのが難点です。またコルクシートでは小さなゴミが目立つので、週1回だった掃除が毎日掃除機を掛けるようになりました。これはダニの発生を予防できるので利点かもしれません。

まだ少し接着剤の匂いが残っていますが、1週間もすれば消えると思います。とりあえず今回のリフォームは大成功でした。