Oracle Master オラクルマスターとOTN

押入れの中を片付けていたらダンボールの箱からオラクルマスターの認定書とOTNが出てきました。

以前IT業界で100億円規模の開発プロジェクトに参加したとき、みんなオラクルマスターの資格を持っていて旧プラチナ(現ゴールド)を持っている人もいました。
これは取得しておかないとまずいのかと思い 無印9iの旧シルバー(現ブロンズ)を取得しました。

そのプロジェクトが終了して他の現場に移るとオラクルマスターなど誰ももっておらず、取得したのは無駄だったかなと思っていました。
まあSQLの知識が付いたので少しは仕事で役に立ちました。

そのうちオラクルマスターの資格に大変動があり旧オラクルマスターの資格は軒並み格下げとなりました。
変更はオラクルマスター9iの途中で行われ、旧の無印9iから新の9i DataBaseに変わりました。
・新プラチナ(新設)
・新ゴールド←旧プラチナ
・新シルバー←旧ゴールド
・新ブロンズ←旧シルバー

一番大きな変更点は講習会を受けないと新ゴールドと新プラチナが取得できなくなることでした。
またブロンズ→シルバー→ゴールド→プラチナの順に取得をする必要があります。
1年ぐらいの以降期間が設けられ期間中に1科目でも合格していれば講習が免除される特例がありました。
講習費用はアホみたいに高額なので急いで9i DataBase新シルバーの勉強を始めたのですが、さすがに旧ゴールドだけあり難易度がハネ上がり苦労しました。
新ゴールドはさらに難しく(旧プラチナなのであたりまえ)たしか数回落ちたような気がします。
時間がかかりましたが講習会なしでなんとか新ゴールドを取得することができました。
この時点で以下の資格が手に入りました。
・旧オラクルマスター9iシルバー(現ブロンズ)
・新オラクルマスター9i DataBase シルバー(旧ゴールド)
・新オラクルマスター9i DataBase ゴールド(旧プラチナ)

しばらくするとオラクルのバージョンが上がり9iから10gに変わり、それに伴いオラクルマスターも9i DataBaseから10g DataBaseに変更されました。
9i DataBaseゴールドから10g DataBaseゴールドへは新機能分の試験を受ければよいだけなので簡単に取得できました。
オラクルマスター10g DataBase ゴールド
 
ここまでで参考書代(すごく高い)&試験代(安いチケットで1回1万2千円)を合計して15万円以上掛かっていると思います。
取得した費用&苦労に見合ったメリットがあったかどうかいまだにわかりません。
たしかにオラクルやSQLの知識は付いたし、プロジェクト参加等に有利に働いていたと思うので元はとっているかんもしれませんが費用は高過ぎると思っています。

プラチナは取得するのに講習会&試験費用もろもろで50万円ぐらい掛かるので実質取得は不可能な資格になりました。会社に理解があり費用を全て出してくれないと個人での取得は無理でしょう。

現在オラクルのバージョンは11gになり、オラクルマスターも11g DataBaseに変更されました。
10g DataBaseゴールドから11g DataBaseゴールドへは新機能分の試験を受ければ取得できるのですが、IT業界に戻る気はまったく無いので取得するつもりはありません。
いま無資格から11g DataBaseゴールドを取得しようとすると全て1発合格で43万円必要になります。
もし資格の売買が出来るならぜひとも売りたいものです。

押入れから出てきた認定書は試験に合格してから申請するとオラクル社から送ってくるもので、無印9i 旧シルバーのころは認定書とカード1枚だけだったのですが、新資格になってからカード2枚にバッジ1個と認定書2枚でA4サイズのケースに入って送られてくるようになりました。
取得に費用がかかるようになったので認定書を豪華にしたのでしょうか。

同時に出てきたのはオラクルのOTN開発ライセンスで、運用には使えませんが契約者に限り開発用にオラクルをインストールして使用することが出来ます。現在はまったく使用していませんが我が家のDBサーバはこのライセンスを利用してオラクルがインストールされています。
正確な金額は忘れましたが3万円以上払ったような気がします。

せっかくお金と時間を掛けて取得したものなので捨てるのはもったいなく、元のダンボールに入れて押入れに戻しました。

<無印9i旧シルバ−と9i DataBase 新シルバーの認定書>

 
<9i DataBase 新ゴールドの認定書>

 
<10g DataBase ゴールドの認定書>

 
<OTN開発ライセンスの表紙>

 
<OTN開発ライセンス 何が書いてあるか知らないけど、いちおう消しておきます>