大雪のバレンタインデー

本日は太平洋側の各地区で大雪となっています。
年に1回くらいわずかな積雪しかない我が家でも30cmを超えています。
屋根は大丈夫ですがポリカーボネイト波板のひさしが壊れそうなので雪おろしをしました。
幅1m×長さ10mくらいのわずかな量なのですが疲れました。
屋根全体を下ろすとしたら大変な作業量です。雪国の人は大変ですね頭が下がります。

こんな悪天候の日に外出せずにコタツの中で温まっていられるのはありがたいです。
こんな日はFX専業をやっていて本当に良かったと思えます。
以前働いていたとき雪の日の出勤は憂鬱でした。
雪になれていない地域なので主要道路では必ず追突事故を起こしていて大渋滞でした。
いつもは20分で着ける距離なのに2時間以上かかってやっと到着ということもありました。

本日はバレンタインデーでもあります。
バレンタインデーというと忘れられない思い出があります。
普通はチョコの思い出でしょうが私の場合は違います。

9年前のバレンタインデーの朝5時ころにウンコがしたくなりトイレにいくと液体が噴出しました。
便器を見ると黒いねばりけのある液で便器全体が真っ黒になっています。
下痢かなと思いながら水を流すと1回ではキレイになりません。
良く見るとたまっている水が赤い...この黒いのは血か?

まずいかなと思いつつ再度寝ました。
6時頃にまたトイレにいくとさっきよりサラサラの黒い液体が噴出します。
あきらかに血液です。

さすがにもう寝られません。ネットで近所の胃腸科病院を探します。
その後7時30分頃にトイレでまた噴出。
かなりの血液を出したのでかなり心配になってきました。
どのくらい失血すると死ぬんだったかなと思いながら病院に行く準備をしました。

病院ではかなり出血したことを伝えておいて、意識を失うと怖いので受付のまん前の席に陣取りました。
診察を待っている間にまたトイレにいきまた噴出。
その後診察では貧血の検査をしてからそのまま入院、出血をおさえる薬の点滴を行い夕方から内視鏡検査です。

マンガに出てくるようなびっくりするくらい大きな注射器で浣腸をされました。
屈辱感に耐えながら数回のトイレで大腸の中をキレイにします。
肛門に内視鏡をさしこまれ直腸→大腸の順で見て行きますが腸壁が血だらけでなにも見えません。
ちなみに私にも内視鏡の画面は見せてくれます。
出血がおさまるまでなにも出来ないということで翌日まで様子を見ることになりました。

とりあえず造血作用のある薬の点滴を受けながら病室で寝ました。
翌日の午後に再度内視鏡を肛門にさしこまれます。
今日の腸壁は血が乾いて見やすくなっています。
どんどん大腸をさかのぼっていくと有りました。腸壁に異物が.....。
結果は見事に大腸ガンでした。

その病院では手術の設備が無かったので転院して1週間後に手術を受けました。
患部は大腸の腸壁を突き抜け外壁に達していましたが、他の臓器に肉眼で確認できる転移は無いようでした。
目に見えない大きさの転移を考慮して退院後3年間は抗癌剤治療を受けました。
検査は3ヶ月ごとにCTスキャン→超音波検査→レントゲンのローテーションで受けました。

その後2年間は抗癌剤を止めて検査も半年ごとのCTスキャン→超音波検査に変わりました。
手術後5年間で再発しなかったので5年間生存者となりました。
通常ガンの生存率は5年間生存率で調査されます。
5年目以降にガンが発生した場合は再発ではなく新規のガンとして扱われます。
とりあえず生き残れたわけです。

毎年バレンタインが来るたびにこの日の出来事を思い出します。
たぶんガンで死ぬ日まで....

ガンになったことのある人が再度ガンを発症する可能性は健常者に比べとっても高いのです。
ただし覚悟をしている分だけ用心深いです。
毎年胸部と腹部のCTスキャンを受けているので発症しても初期で見つかるはずです。

もしかするとガンで死ぬよりもFXで破産して自殺する可能性のほうが強いかもしれません。
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