チェーンソーの目立て

我が家では20年ぐらい同じチェーンソーを使用しています。
エンジン式と電動式(コード有り)の2種類がありますが、ほとんどエンジン式しか使用していません。
電動式はとにかくコードが面倒&邪魔で使いにくいです。

チェーンソーの使用頻度は年間5~6回ぐらいですが、メンテナンスをしっかりやっているのでまだまだ使えそうです。

チェーンソーは使ったらそのままにしてはいけません。
まずチェーンを外して本体のチェーン回転部や周辺に付着した木クズを清掃します。
そのあとチェーンの張り調整&目立てを行い、チェーン全体にチェーンオイルを挿しておきます。

チェーンソーのタンクの余ったガソリンは抜き取り、キャブレターに残った分はエンジンを掛けてガス欠で止まるまで放置します。
こうしておくと次回の使用時にエンジンを掛けるときに簡単に掛かります。
チェーンオイルの補充は次回使用時のほうが良いでしょう。(構造上たぶん極少量ずつ漏れている)

チェーンソーのメンテナンスで一番難しいのが刃の目立てです。
チェーンソーの刃は横刃(斜め刃)と縦刃で構成されており、切断に使用されるのは横刃と縦刃上部です。
目立ては横刃と縦刃上部を同時に研がなくてはなりません。

<左が使用済み(目立て前)、右が新品>

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一般的な目立て道具は丸棒状の研磨材です。
これをうまく横刃と縦刃上部に当てて2~3回研いでやるわけです。もちろん刃の数だけ行います。
これが言うのは簡単ですがなかなか難しいです。
うまく研げていないと研ぐ前より切れ味が落ちたりします。

これまでは経験を積んでうまく目立てが出来るようになるしかなかったのですが、最近便利な目立て道具があるのを知りました。
チェーンソーメーカーとして有名なSTIHLが出している「丸やすり付やすりホルダー」です。

<左が丸やすり付やすりホルダー、右が丸棒状の研磨材>

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この目立て道具は平面部が上下位置を固定してくれるので、後は横刃の角度に合わせて研いでやるだけです。
ものすごく簡単に正しい研ぎ方ができます。

この道具がいつからあったのか知りませんがもっと早く知っていたら目立てが楽にできていました。