ウクライナを見て日本の国防を憂う

ウクライナへのロシアの軍事侵攻はどんどん悪化しています。
今回は常任理事国のロシアが当事者であるため、国連はまったく当てになりません。
伝家の宝刀「拒否権」があるためです。

こういう時には軍事同盟が物を言うのですが、ウクライナには同盟国がありません。
NATOにも非加盟です。

米国もNATOも武器の援助は行っていますが、軍事介入は行わないと宣言済みです。
ウクライナには各国から様々な援助物資が届いていますが、ウクライナが今一番欲しいのは米国・NATOの軍事介入でしょう。

 


日本でも今回の件を受けて、自民党内でも米国核兵器の核共有の議論が出てきました。
ただし残念ながら現内閣は核共有の議論は行わないと言っています。

仮に中国が日本に侵攻してきた場合、中国は常任理事国のため国連は役に立ちません。
幸い日本には日米安保同盟があり、自動介入により米軍が参戦してきます。
通常兵器での戦いなら良いのですが、中国が核兵器を使用した場合が問題です。

私見ですが、たぶん全面核戦争を恐れて米国は中国に核兵器を使用しないと思います。
どの国でも自国の安全が一番大事です。

核共有も米国が了承しなければ核兵器は使用できません。
結局のところ自力で核武装しなければ核保有国には対応できません。

こう言ったらなんですが、北朝鮮の基本戦略は正しいと思います。
まあ核兵器のせいで国際的な経済制裁を受け庶民の暮らしは悲惨ですが・・・

日本には核アレルギーがあるので難しいと思いますが、水面下でも核武装を議論して欲しいものです。
幸い日本には固体燃料ロケットがあるため、核弾頭のみ作ればICBMの出来上がりです。

個人的にはイスラエルはあまり好きな国ではないですが、イスラエルの国是は尊敬に値します。
「全世界に同情されながら死に絶えるよりも、全世界を敵に回しても生き残る」
これが国家というものです。

日本は同情されながら死に絶えそうなので心配です。