厚生年金、国民年金は貰えるの?

サラリーマンは厚生年金+企業年金(無い企業が多い)、自営業者と無職は国民年金の掛け金を払っています。
これらの年金は老後の生活を支える上で非常に重要ですが、将来ちゃんと貰えるのでしょうか?。

結論から言うと現状の制度は最長で25年、早ければ15年ぐらいで破綻します。
厚生年金は2002年、国民年金は2001年に最高の積み立て額を記録したあと、徴収した保険料では支払いが出来ずに元本を取り崩しています。

ものすごく甘い計算で25〜26年後には積立金はゼロになります。
おそらく1960年台生まれぐらいから厚生年金を受け取ることは出来ないでしょう。
国民年金は税金を突っ込んででも維持すると思いますので、サラリーマンは基礎年金部分(国民年金に当たる部分)+企業年金が受け取る年金の全てになりそうです。

下記の表は2010年度までの実績を元にして将来の積立額を予想(緑の部分)しています。
私が勝手に予想して作ったのでいいかげんなものですが、現実よりもかなり甘い予想になっていると思います。

厚生年金の破綻を防ぐのは無理ですが、先延ばしにするには現在の年金受給額に上限を設け(月額18万円以上は強制カット等)を行い、年金支給開始を遅らせ70〜75歳から受給開始することぐらいしか思い当たりません。
厚生年金は受給者が限られているため税金投入が出来ませんし、年金受給者世代の人数と投票率は非常に高いため年金受給額の減額を言い出したら選挙で確実に落選します。

悲しいですが結局のところ自分で老後資金を溜め込むしか手はありません。
私はサラリーマン(IT土方)→自営業(IT土方)→FX専業という人生を歩んできましたが、厚生年金に関しては貰えないものと覚悟しています。
私が勤めていた企業には企業年金は無かったため、国民年金(厚生年金の基礎年金部分)だけが貰える年金になります。

当然ですが国民年金だけでは生活できませんので、老後資金を溜め込むつもりでいます。
ちなみに老後資金全額を円貨の貯蓄にするのは絶対に止めたほうが良いと思います。恐らく将来的に大幅に目減りします。