福島県の甲状腺がん

福島県の「県民健康管理調査」検討委員会が20日発表したところによると甲状腺がんと確定した児童(18歳以下)が18人となったようです。
現状で確定していなくて疑いのある児童は25人います。
調査対象は震災当時18歳以下の36万人が対象です。
甲状腺がんの発生確率は100万人に1人といわれています。36万人に18人だと2万人に1人となり通常の発生確率の50倍になります。
チェルノブイリでは3〜5年目の発生がもっとも多かったため、これからの1〜3年で多数の発生が予想されます。

原発事故当時に十分な数のヨウ素剤が用意されていたにもかかわらず民主党政権は配布しませんでした。
おそらく事故を大げさにしたくなかったのでしょうが、福島県の住民(特に子供)はたまったものではありません。
「ただちに影響は無い」とバカの1つ覚えのように繰り返していましたが、すぐには発病しないけど数年後には発病するよという意味だったのでしょう。
現在責任を取るべき当時の民主党議員はほとんどタダの人になってしまい、国会議員として残っているのはわずかです。
さらに責任を追及したくても原発事故との因果関係を証明せよといわれても証明のしようがありません。

悲しいことに日本では大災害が起きるとき、必ず無能な集団が政権にいます。
阪神大震災のときの村山政権、東日本大震災のときのバ管政権と悲惨な面々が揃っています。
無能な政権が大災害を引き寄せているとしか思えません。

甲状腺がんは全摘出するればほとんど助かる癌ですが首の付け根に手術跡が残ります。
特に女性は福島県出身で手術跡が残っているのは結婚時の障害になるかもしれません。

私は甲状腺がんの発生については民主党政権による人災だと思っています。
できることなら患者の不幸を当時の政権担当者に引き受けさせたい思いです。

甲状腺がんについては「2012-03-19」のチェルノブイリの首飾りに書いています。
http://d.hatena.ne.jp/it_fx/20120319/1332128482
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