押入れの解体を行ったところ嫌なものを見つけてしまいました。
基礎のコンクリートが割れて、家を支える木材がホゾ穴から5ミリほど抜けています。
基礎の割れているところから中を覗いてみると、やっぱり鉄筋がまったく入っていません。
手抜き工事というわけではなく、建築当時の60~70年前には鉄筋を入れないのが普通だったのでしょう。
<割れた基礎コンクリートと抜けかけの木材>
さすがにこれは見て見ぬふりは出来ないので対処を行います。
木材がホゾ穴から抜けかけているのは元に戻せないので、L字型金具で固定してこれ以上抜けなくします。
基礎が割れている箇所はコンクリートを充填します。これは気休め程度で土台強化の効果は無いと思います。
土台に穴を開けコンクリートボンドを充填し、太い異型鉄筋を穴に突っ込みます。
異型鉄筋はシャワールームユニットの基礎と結合してベタ基礎で支える形にします。
<L字型金具で固定した木材と鉄筋の刺さった基礎>
これで多少は強度が出たと思います。
まあ私の住んでいる地域は、東南海地震が起きた場合、津波で屋根ぐらいまで浸水するので建物が残っても使えませんが・・・